聖霊の賜物について 2
そこで、多くの人は「イエスは主である」と言い始める恵みを「聖霊の賜物」なのだと誤解するのです。人が「イエスは主である」と告白出来ることは確かに主の恵みです。しかし、それは聖霊様の恵みによるお導きの一過程です。聖書でいう聖霊の賜物はもっと目に見えるような具体的なことです。 この項の当初に指摘しました第一コリント12章1節の「兄弟たちよ、霊の賜物については、……」の「霊の賜物」という翻訳が悪いのです。これは本当は非常に微妙な言葉なのですが、一応ともかく「霊の働き」と訳したい言葉です。「賜物」という言葉は、この第一コリントに於いては特別な意味を持っています。だれが見ても特殊な聖霊様からくる特別な頂き物と分かるのです。使徒行伝8:18でサマリヤにペテロとヨハネが来て、みんなが聖霊をうけるように祈って彼らの上に手をおくと、彼らは聖霊を受けます。それを魔術師シモンは見て、私にもその力をくださいと金をさしだしてペテロから叱咤されたことが書いてあります。つまり魔術師シモンのような男の目にも、聖霊の賜物ははっきりと見えたのです。 しかし、人が聖霊様によって「イエス様は主です」たとえ叫んだとしても、それが聖霊様による感動であると、自分で自覚しないのが普通です。しかし、聖霊様を受けると、心の異常な革新が起こったことを自分で確認できるものです。それはしばしば異常な興奮を呼びます。それが「回心・コンバーション」です。 つまり「聖霊によって」ということと、「聖霊を受ける」ということ、それからちょっと先走って書きますが、「聖霊に満たされて清められる」こと、「聖霊の力を受ける」こと、「日常的に聖霊に満たされている(持続)」状態、また「聖霊の油注ぎを受ける」ということ、それぞれ違うように私は思います。《く》(終り) 祈りの秘訣十二か条 一、まずイエス・キリスト様による「赦しと救い」の確信をしっかり持つことです。これが信仰の基本です。自分で信仰を持つというより、この信仰は神様から与えられるものだというのが本当です。この基礎がはっきりしておれば、「祈りの秘結」を格別知っていなくても、「祈りが聴かれる」という体験を自然に会得しますよ。 二、「神様があなたと共におられる、神様があなたの援助者である」という信仰を持って居なさい。常にイエス様と交わり、イエス様に向かって祈ることです。(参考図書、ラウレンシオの「神の現存の体験」などご参考に……。ハリディ・キャンプの「ある奇蹟」などもよいですね。) 三、あなたの生涯の目標を主に教えて頂きなさい。示されるまで求め続け、示されたならば、それを生涯求め続けなさい。 四、生涯の目的がはっきりしたならば、それを段階的に、また部門的に幾つかの目標に分けて、個別に諦めずに求め続けるのです。 大胆に具体的に、積極的に、目標を決めましょう。(世間智としても「目標設定は人生の成功の秘訣」だと言います。SMIのテープがありましたね。今もありますか、どうか。ご存じの方はお教えください。) 五、祈って求める「意志」をしっかり持つことです。しっかりとは継続することなんです。そうすると、祈りへの熱意が更に熱くなり、燃やされ、蓄えられ、強くなります。(ルカ18:1~8) 六、イエス様の執り成しを信じなさい。イエス様の執り成しは確実です。だからこそ、イエス様の御名によって祈るのです。(ヨハネ16:24) 七、神様の御心を確かめなさい。神様の御心にかなう祈りであれば大丈夫なのです。初めから神様から示された祈りの課題ならば、尚更に大丈夫ですね。(第一ヨハネ5:14)。 更に、神様の前に正しい心と行いを持っているか、どうか? 反省しなさい、心に覚えのある罪があるならば、そのことをはっきり主に告白して主に赦して頂きなさい。(第一ヨハネ1:9) 八、祈りのパートナーを捜しなさい。妻か、夫か、教会の友か。「この地上で二人の者が心を合わせて祈るならば必ず答えられる」と主は言われましたからね。(マタイ18:19) 九、祈りがかなえられる確信を持ちなさい。そのためには、持続的「信仰の告白」が有効です。言葉は力です。断言し続けよ。宣言し続けよ。(マルコ11:23、テトス3:8、マタイ9:21) 一〇、その求めが実現した暁のイメージを心に描け。具体的に、自他共に動きのあるイメージを心に印刻せよ。かくて「願いはすでに得たり」との確信を得るのです。(マルコ11:24) 一一、かつ、願いが実現して神様に与えられたことを信じたなら、さっそく神様に感謝、賛美をささげなさい。(かつてのマーリン・キャロザースの「賛美の力」など参考になります)。 一二、祈りの中で、神様に示されたこと、気づいたこと、ただちに為すべきことを、優先順位に従って直ちに実行しなさい。行いの無い信仰は死んだ信仰です。(伝道の書9:10、ルカ9:59~62参照、1997、4、16起筆、2009、5、5、再改定) * 以上の項目のすべてを実行しなくてはならないというのではありません。この中の一つでも実行しましょう。その結果、小さな奇蹟、ちょっとした成功、不思議な聖なる体験をすることでしょう。その度に、次第にあなたの信仰は拡大・強化されて行きます。 私は小さな伝道者です。そして小さな体験しかありませんが、少し書き留めてみました。あなたにも、祈りや信仰についてのご経験があるでしょう。ぜひそれを私に教えてください。《く》 預言といやしの聖会 去る5月7日に、イエス・キリスト宮崎福音教会(高森牧師先生)にて「預言といやしの聖会」がありました。講師はメル・ボンド先生です。当教会からは、残念ながらだれも参加しませんので、私ひとりで出席しました。 期待通り、恵まれた聖会で、多くを学び、また体験しました。こうした聖会では、心魂に刻み込まれるような体験が得られるんですね。時に講師先生の一言が、また講師以外の信徒の方の漏らす一言に驚嘆することがあります。 また講師先生の按手や宣言で、会集の見守るなかで、一人一人出た方が倒されたり、癒されたりすることが多いのです。それを見せ物みたいに観覧して喜ぶのではなくて、私どもも祈りつつ、よく注意して敬虔に拝見するのです。 そう言えば、20年か30年前、礼拝後、私はよく希望する人たちを前に呼んで、祈ってあげていました、すると、全員と言っていいほど皆さんは後ろに倒れたものです。そのとたんに持病の病気が治ることが多かったですね。 日本人には腰に痛みを覚える人が多いようですが、それが又、簡単に治るので、本人も、祈ってさしあげた私のほうもキョトンとするくらいで、びっくりするんです。 最近は、癒しを求めて出て来る人も少ないし、私もそれを奨励しないし、癒しなどは特別の講師が来てしてくれるものだと思い込んでいる節があります。これは改めましょう。私も悔い改めて、昔に戻りますよ。 私の集会(その頃はまだ教会とは言わなかった)で癒しが起こり始めたのは昭和30年頃です。私が34歳くらいですかね。 こういうことでした。私は毎週、講壇から聖書を手にして、宣言的に言い放ったものです。「神様は病気を癒されます、聖書にそう書いてあります」と。(つづく) (先週の一泊聖会のことは来週に……)《く》
by hioka-wahaha
| 2009-05-12 10:15
| 日岡だより
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