皆さんの原稿を期待
以下に西宮の前田知子さんの原稿を載せました。非常にユニークな文面で、楽しく読ませて頂きました。これを機会に信徒の皆さんの原稿を、この毎週の週報「日岡だより」に登場させて頂きたいのであります。 皆さん、ふるってご投稿、またご寄稿ください。大胆なエッセイも良いが、また成功も失敗も包まず述べて、信仰生活の生き生きとした現場報告をお願いしたいのです。 いつかも書きましたが、どうもキリスト教界の新聞、雑誌は面白くない。それは決して各出版当事者が無能力なのではない。信徒諸兄姉の現場から、フツフツと湧き起こってくるような信仰実験談が無いのである。 この信仰実験という言葉に注意してほしい。普通、学校で実験というのは理科の実験室で試験管やフラスコを使っての体験学習を指すのであった。 しかし、明治のころの内村鑑三先生の用語を見ると、実際の信仰生活で体験することをさすのであった。信仰を試すのではない。実際に体験し、感謝し、納得する信仰経験の報告であった。 以後、日本の文章界で、この「実験」という用語は出て来ていないと思う。私たちはこの内村先生の奇抜な用語を愛用したいと思う。 試験的「実験」ではない。少し大げさに言えば、周囲がためらったり、驚いたり、嘲笑ったり、身ををすくめるような事態の中に進んで身を処する、そういう勇気ある実験である。 牧師の説教でも、信徒諸兄姉の伝道でも、教会のすべての営みにおいて、世間や常識を恐れぬ爆発的言葉と行動を恐れない私たちでありたい。そこに革命的前進する福音の戦闘部隊があると思う。《く》 ある「聖霊賛美集会」のこと 前田知子 私は5歳のとき日本基督教団の幼稚園に通い始めました。そこで、霊的に異常な体験をいたしました。 そこの幼稚園はいつも聖なる雰囲気と言いましょうか、ピンと張り詰めた汚れの一点もない美しい聖なるとしか言いようのない雰囲気に包まれていました。今、思い返してもあの雰囲気は神様の御臨在だったと思います。 その幼稚園に行くまでは、私はのんきな性格で、アグネス・チャンのレコードを聞いたり、当時石立鉄夫さんと岡崎ゆきさんが出ていらっしゃったドラマを楽しみに観ておりました。(少しおませでしょうか?) ところが、その美しく張り詰めたような聖らかさの幼稚園で過ごす中で、段々心にいつも「悪い事が起こるのではないか」と思い始めたのです。(神を見たものは必ず死ぬと聖書にあるように) イエス様の十字架を知らずに神様と合いまみえた私は、自分の堕落した品性に気付き絶望したのだと思います。 勿論そんな理屈は子どもにはわかりませんから、とにかく物事を悪いほうにしか考えられない心の病に罹ってしまったのだと思います。幼稚園には他にもたくさんの園児がおりましたが、私の周りではそんな子供は他にはみつけられませんでしたから、神様が私を招いておられたのだと思います。 そして、実際起きてくる祖父母の死を自分の存在と結びつけて罪悪感を持ち、「次は私だ」と死を恐れ、矛盾しているようですが自殺願望を持つようになりました。 と同時に19歳で洗礼を受けて以来、イエス様が「癒し主」であることを徐々に知って癒しを求めるお祈りに必死に励みました。「もうだめだよ」とささやいてくるサタンと戦いながら・・・。 今思い出してもゾッとします。 とうとう、私は東京で行われている「聖霊賛美集会」という集会でF牧師の按手により、聖霊様が私の全身に入られた経験をしました。光なる主がぱあっと私の頭の先からつま先までを満たし、聖めて下さったことをはっきり確信いたしました。 F牧師は「今あなたの中に聖霊が入っていくのを私は強く体感しました」とおっしゃりました。(不思議なことに私はその集会の最中は自分の声がころころとした綺麗な声になりました)。 イエス様はサタンに勝利されたのです。聖霊様が来てくださってからは「悪いことが起こる」という深刻な絶望が消えてなくなっていきました。 簡単に書きますとこんな風に私は癒されましたが、長い戦いでした。五歳から数えますと、聖霊様をお会いしましたのが36歳なので、31年にも及ぶ心の病でした。 徐々に聖霊の実である「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、忠実、柔和、自制」が心の中に芽生えてきました。本当に感謝しております。 2002年にお会いして以来、背後で御祈りいただきました釘宮先生や、迷惑、心配をかけどうしだった夫をはじめ家族に感謝いたします。 *文中のF牧師は、東京ゆうかりすと教会の深谷美枝先生です。《く》 《追記・地震のこと》 昨日は、宮城、岩手の内陸部の地震はかなり大きな地震で、両県の方々にはお気の毒でした。さぞや恐ろしい、また心細い思いをされたことでしょうね。 大分地方は戦前はよく地震に見舞われました。なんと私たちの立ったり座ったりしている大地というものは体験上、どっしりして不動の大地です。これがゆらゆら動き始めると、なんとも不安です。 あの頃は、日向灘の沖合の海中の岸壁が落下してその震動から起こる地震だった。最近は落ち着いているらしく、この傾向の地震はない。愛媛県がわの海中落下や、別府湾下から由布院方面に続く直下型地震を起こしやすい岩盤のズレがあるらしい。 昔、キリスト教の宣教師が来たころ、別府湾に瓜生島という島か、沖洲があったらしい、その瓜生島が陥没したという言い伝えもあるし、宣教師たちの報告もある。 陥没型と言えば、先年、由布院近くの山下池のホテルのロビーが直下型陥没で落ち込んだことがある。私はちょうど、このホテルに行くことがあって、そこの支配人にことを確かめたことがある。ともかく、大分県は割に地震の多いところであるという私の少年時代からの印象が強いが、最近は地震が少なくて感謝である。 ともあれ、聖書によると、世の終わりには地震という言葉は必ず出てくる。そして天地は過ぎ行くであろうと、文章をしめくくるのである。 「天地は過ぎゆかん、されど我が言葉は過ぎゆく事なし」(ルカ21:33文語) とあるとおりである。《く》 《追記・私のこと》 恥ずかしいことだが、どうもこの頃は記憶力が悪い。先週の礼拝説教で、親鸞の名文「歎異鈔」を語ろうとして、肝心の「歎異鈔」という言葉を思い出せなく困った。パウロと親鸞と、如何に酷似しているかを言いたかったのであるが。とうとう「歎異鈔」という言葉を最後まで思い出せなくて閉口した。信じる対象としてはイエス・キリストと阿弥陀様では全く違う(と私は断言する。しかし)このお2人を信じる「信じ方」としては、パウロと親鸞となんと似ていることだろう。叱られそうだが、私は親鸞のほうに軍配を上げたいくらいだ。私は戦時下の刑務所の中で、聖書は貸してくれない、その絶望のさ中でイエス様を信じるコツを、正にこの「歎異鈔」から習ったのである。《く》
by hioka-wahaha
| 2008-06-24 18:11
| 日岡だより
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