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すべてのクリスチャンよ、前衛の兵士たれ

すべてのクリスチャンよ、前衛の兵士たれ

 一、「万人兵士」
 近代戦の特徴の一つ、それはお互いに国を挙げての総力戦であるという事です。前線も銃後も区別ありません。ネヘミヤ記4:17のように、「片手で工事、片手に武器」です。女も子供も、百姓も商売人も戦争協力に駆り(いや、り)たてられるのです。ルターの言う「万人祭司」になぞらえて言えば「万人兵士」です。

 二、どこにも敵がいる
 クリスチャンはすべて兵士です。どこにいても、だれに対しても、隙をうかがう敵がいるのです(第一ペテロ5:8、9)。悪魔は空気のように全世界に満ちています(エペソ2:3)。甘い新婚家庭にも(アダムとエバがそうでした)、立派な聖職者のそばにいても(イスカリオテのユダがそうでした)、悪魔の手榴弾は投げこまれるのですよ。油断できません。

 三、病床も戦場
 U市に住む、ある老婦人のことです。いつも喜んでテレホン聖書を聞いてくれています。昨年十二月に手紙がきました。冬になるとリューマチか何かでしょう筋肉や関節が痛むらしいのです。四畳半の部屋にひとり寝込んでしまって、テレホン聖書も聞けません。この手紙も寝て書いています、と言って、やっと判読できる文字です。あまりお気の毒です。返事しました。
 神様を信じて「私はいやされる、痛みは去る」と告白しつづけなさい。時間ある限り、この精神労働をつづけなさい、とおすすめしたのです。ところが、昨日その返事がきました。早速、この精神労働を始めたそうです。そして知らぬ間に痛みは去り、部屋の中を歩きまわっています。この手紙も正座して書いています。とチャンとした筆跡。
 すばらしいですね、この方は、病床を戦場として病魔に勝ったのです。

 四、恐れるな、小さき群よ
 小さなIC(集積回路)が不良になると、それを部品とするコンピューターは狂ってしまいます。このコンピューターの技師は一つの小さいICをも大切にします。この小さいICの一つ一つに全コンピューターの使命を委ねるのであります。
 同じように神様は、私たち一人一人のクリスチャンに御国の使命を委ねます。「恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである」(ルカ12:32)と言われるとおりであります。
 この事は又、「それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい」(マタイ5:48)と仰せられる理由でもあります。大コンピューターが完全であるように、小ICは完全であるべきであるし、それがコンピューター設計者の意図です。
 いかなる小さいクリスチャンも、それぞれの戦場で完全な兵士であってほしい、それが神様の御心です。
 
 五、あなたの天幕に戦場がある
 士師記第4章の後半をみてください。そこに天幕にひとり住む女ヤエルの物語があります。あろう事か、ある時、敗残の将シセラがあらあらしく彼女の天幕に乱入してきました。平和な女ひとりの天幕は、突然血なまぐさい戦場の男に占領されたのです。その時、ヤエルは些かも動ぜず、シセラを静かにベッドに寝せ、ぐっすり眠りこませてから、天幕の杭釘をそのこめかみに打ち込んで、一撃のもとに殺しました。血なまぐさい話です。しかし、昨年西ドイツのある婦人、子供を救うために狼をたたき殺したというニュースがありました。女性といえども、戦うべき時があります。その時、逃げてはなりません。

 六、すべてのクリスチャンよ、前衛の兵士たれ
 つまり、男、女、大人、子供の区別なく、クリスチャンは、悪魔との戦場の最前線にいるのですよ、という事です。信仰の戦いを戦いぬきましょう。(1981年1月18日主日礼拝メッセージ「良き兵士は戦場を忘れず」の大要)
【1981.1.25週報「キリストの福音」掲載】




by hioka-wahaha | 2021-08-27 17:26 | 週報「キリストの福音」
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