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我こそ神を賛美せん

我こそ神を賛美せん

 「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」(詩篇第136篇各節後半)

 旧約聖書の詩篇第136篇を読むと、1節から36節まで、その各節とも最後に「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」という言葉がつくのです。これは多分、はやし言葉ではなかったかと思うのであります。
 ダビデというユダヤの有名な王様が、当時いなかにありました神の箱(神の十戒を納めた箱)を首都のエルサレムにかき上らせた事があります。それはちょうど、日本の神社のお祭りで、おみこしをかついで、参道を上ってくる姿に似ていはしなかったかと思うのです。さて、その時、ダビデ王は家臣や国民に命じて多くの楽器を打ちはやし、喜びの声をあげることを命じたとあります。
 「はやす」という言葉は、辞典によると「ほめそやす。称賛する」という意味であります。さて、川守田という日本人の学者がいましたが、彼の研究によると日本の民謡や音頭に出てくるはやし言葉は日本語でもなければ中国語でもない。あれはヘブル語(イエスの国の古代語)に違いないというのであります。
 「エンヤラヤー」というのは「我こそ神を賛美せん」、「ヨイヤナー」というのは「神は愛である」というのだそうであります。その他あらゆるはやし言葉をそのように説明しているのであります。それが本当か、どうかという事は別にして、大変興味ある学説であります。
 ひょっとしたら今の日本人は、それと知らずして、ヘブル語で「神を賛美しよう」とか「神は愛なり」とか言って、神を賛美(ほめそやし、称賛)しているのかもしれませんね(むかし、シルクロードを通って相当数のユダヤ人が日本にも来たかもしれません。伊勢神宮の燈ろうの紋章はユダヤ王朝の紋章、また現在のイスラエル共和国の国旗のデザインと同じなのも偶然の一致とは思えませんものね)。
 冒頭に引用した詩句は、一節うたうごとに、神様を賛美しました。ダビデ王は神の箱をかきのぼる時、6歩行くごとに神様をほめたたえたらしいのです。ヨシャパテという王様は戦争の最前線に軍楽隊をくり出して神様を賛美(はや)したとあります。
 川守田学説に従えば、ひょっとしたら、「エンヤラヤー」と叫んだのかもしれません。それはともかく、私たちの生活の一刻一刻、ふし目ふし目に、神様を賛美する事は勝利の生活の秘訣であると思うのであります。
 冗談でなく、今日から始めませんか。
 「我こそ神を賛美せん、エンヤラヤー!」と。(1980年10月27日「テレホン聖書」より)
【1980.11.30週報「キリストの福音」掲載】





by hioka-wahaha | 2021-04-23 17:02 | 週報「キリストの福音」
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