《聖書のことば》 きかない薬 「彼ら(記者註・偽預言者、偽宗教家どものこと)は、手軽にわたしの民の傷をいやし、平安がないのに『平安、平安』と言っている」(エレミヤ書六・14) 戦後すぐ、私の母が突然高熱を出し、頭が痛いといって床につきました。医者につれていくと、「これは丹毒だ」と言って、黒い液体のイヒチョールという薬をぬってくれました。 「間もなくなおる、そのうちよくなる」と医者が言うので安心していました。ところが、それでは駄目でした。その後よい薬が手に入りまして、すぐ快復しましたが、あのままでしたら、母は死んでいたかもしれません。 この世の宗教家や道徳家は処世のための心がまえ身がまえを教えてくれます。良い事ではありますが、重病にはきかないのです。 (1979.5.27週報「キリストの福音」より) 《聖書のことば》 聖霊の力 「万軍の主は仰せられる、これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである」 (ゼカリヤ書四・6) キリスト教の全体を像を一言で言えば「神の栄光」です。しかし、私どもに最も身近く接する教理として言えば「十字架によるあがない」です。 ところが、私たちの中に信仰を実現させる力としてのキリスト教の重要な武器は「聖霊」です。キリスト教は聖霊の宗教だと言っても、あながち過言ではないでしょう。 聖書を読むとき、聖書の教えを聞く時、祈るとき、賛美を歌うとき、瞑想する時、そして日常生活のすべての時に、神は聖霊をもってあなたの心と霊に働きかけるのです。 (1979.6.3週報「キリストの福音」より) 《聖書のことば》 燃える人生 「お互の心が内に燃えたではないか」 (ルカによる福音書二四・32) 最近ある仏教の人が「なぜ燃えて生きないのか」という本を出しました。現代は燃えない時代なのでしょうか。 百年ほど前、電気の法則で有名なファラデーが(その時すでに七十才の老人でした)、少年少女を相手に「ローソクの科学」というお話をしました。 日本のローソクはシンに穴があって燃えやすいのだというようなお話から始まって、人間の生命の燃焼にまで及ぶわけです。 少年少女の未来よ、炎のように燃えて輝けと、この老人は熱望したのでした。 人間を本当に燃やすものは、聖書です。 (一九七九・六・二毎日新聞「変化球」を参考に) (1979.6.10週報「キリストの福音」より) 《聖書のことば》 めざとく ほめる 「あの貧しいやもめはだれよりもたくさん入れた」 (ルカによる福音書二一・3) イエス様は宮のさいせん箱のそばで、金持たちがたくさん投げ入れるのを見、また貧しいやもめが銅貨を二枚入れるのを見て、右のように言ったのです。 心からする謙遜な献金は少額でも、高慢な心で見せびらかしてする多額な献金にまさります(日本の教会は、むかしから献金の個人額を公示しませんが、これはよい習慣だと思います)。 この時、イエス様は、小さいことに目をとめて、これをほめて下さいました。かくれた良いことを目ざとく見つけて、それを賞賛しましょう。人を育てる秘訣です。 (1979.6.17週報「キリストの福音」より) ■
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by hioka-wahaha
| 2016-10-08 14:17
| 日岡だより
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