喜びの聖徒ビリー・ブレイ ビリー・ブレイは一七九四年、英国に生れた。幼い時に父は死んだ。彼は炭鉱夫になった。すさんだ、大酒飲みの生活に入った。そして二十九才の時、イエス・キリストの救の御言葉を信じた。彼は生れかわった。 ビリーは、多くの自称クリスチャンが持っているような、暗くて陰気な、悲痛に満ちた宗教を持っていなかった。彼は喜びと勝利に満ちたクリスチャンとしての経験を持っていたので、ちょうど蜂が蜜にひかれるように、罪人が彼を見て、キリストのもとにひかれた。罪人は、罪に勝つ勝利を与える宗教を望んでいるのであり、そのような福音が説かれる時に、魂は救に導かれる。しかし、暗くて陰気なあかしは、魂をキリストのもとに導かない。 ある教会で、彼は教会員が多くの困難や試練について語っているのを聞いた。彼は微笑を浮べて立ち上り、手をうって「さて皆さん、私は酢と蜜を飲んで来ました。しかし主をさんびします。私は酢はスプーンで、蜜はひしゃくで飲んだのです。」このように彼のあかしは、いつでも喜びと勝利に満ちたものであった。 しばしばビリーは、喜びのあまりおどった。ある時、買物から帰る途中楽しくなったので、おどり上って喜んでいたが、そのうちに、手に持っていた買物かごから、幼い娘のために買った子供服を落してしまった。あとでそれは届けられた。ある人々は、彼が大声で賛美したりおどったりすることに反対したが、彼はミリアムやダビデの例を引合に出し、また足なえがおどると予言してあるところを引用して、自分の方が正しいことを証明した。 (1976.6.13「キリストの福音」より) 子供のしつけ方教室(3) むち 欧米の家庭では、(新しがりやの家庭は別として)、今でもむちが現実に生きている事を知っていますか。実は、私もそれを知らず、最近外人宣教師から聞いてびっくりしました。デパートで売っているそうです。 日本人としては、犬やライオンに芸をさせる時のむちしか連想しませんから、正直言って、むごいような、非人間的な感じがして、受け入れにくいのですね。 欧米人は、父親のむちで育っていますので、むちには非常な厳粛な畏れを感じるもののようです。それは、父親の権威の象徴であります。(母親はしばしば洋服ブラシを使うようですが)。 「むちを加えない者は、その子を憎むのである」(箴言一三・24) 誰か、人の子の親として、その子を愛さないものがいましょうか。しかし、その子にあてるべきむちを惜しむものは、その子を憎むのと同様であるというのです。 赤ん坊は、あのように天使のように可愛らしい罪のない顔をしています。然し、二才、三才と年と共に悪習が身につきます。罪の心というべきものの芽も出てきます。これは、早くよりつみ取るべきものであります。 幼児が、何も知らず危険なナイフを手にしたら、だれでもきびしく取り上げるでありましょう。それと同様に、道徳的悪習に染みかけていたら、自信をもってきびしくむちをあてるのが本当の親ではないでしょうか。 何も欧米人のする事が何もかもいい事ではありますまい。しかし、子供に対して体罰を恐れず、幼い時より紳士淑女に育てるべく努力している事は、いさぎよく敬服すべきでありましょう。 (1976.6.13「キリストの福音」より)
by hioka-wahaha
| 2015-01-28 13:44
| 週報「キリストの福音」
|
検索
ライフログ
カテゴリ
全体 日岡だより 週報「キリストの福音」 死を考え生を考える 2008「イエス様は癒し主」 1975集会だより 1975別府聖会の記 1974「神の息よ吹け」 1973「心に満つるより」 1972大分通信 1961旅する手紙 未分類 以前の記事
2024年 01月 2023年 12月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 02月 2021年 01月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 リンク
外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||