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No.551 神様と仲良しになりましょう 2012.7.29

神様と仲良しになりましょう     

 まず、詩篇第37篇4節の御言葉です。「主によって喜びをなせ。主はあなたの心の願いをかなえられる」。「主によって」は「主の中にあって」と訳しなおすと分かりやすいと思います。これは「心の願いをかなえられる秘訣」です。
 イエス様の中に移り住み、イエス様の中に休み定着し、喜び歌い感謝して、あなたの心の中の思いったけの、あなたの真底からの願いを訴えてご覧なさい。イエス様は驚かれて、お喜びになって、あなたの願いに御心を寄せられるでしょう。
 イエス様は私たちの喜び踊るような心の働きをどんなにか、お喜びなされて下さることでしょう。イエス様は天のお父様が喜んで下さり、天使たちが喜んでくれるのにも慣れています、しかしこの罪深き弱々しき人間たちがイエス様に親しく喜び憩うがごとき感情を寄せるのは耐えがたいほど嬉しいことであったに相違ありません。
 だからこそ、「主はあなたの心の願いをかなえて下さる」と聖書は告げているのです。これは尊い聖書の御約束です。「主にあって喜ぶ」ことは、「主によって、あなたの心の願いがかなえられる」秘訣です。ですから「主にお頼りして喜んで祈る」ことはこそ、祈りがかなえられる秘訣なのです。この秘義をどうぞ、記憶しておいてください。
 ですから、祈りの秘訣は「喜び」をもって祈ることです。勿論「確信をもって祈ること」も大切。しかし、それ以上に「喜びをもって祈ること」が大切です。だから私は、祈る時は「ワクワク、心を躍らせて喜ぶに燃えて祈るんですよ」と言うのです。
 私はよく「ワッハッハと笑って祈りなさい」などと言います。聞く人によっては不謹慎に聞こえるでしょうが、私の正直なおすすめです。祈りは真剣にまともに祈るべきでしょうが、それ以上に楽しく率直にワッハッハと笑って祈ってみませんか。改めて一段階上の祈りの世界を発見することでしょう。
 祈りは率直に神様の懐に飛び込む必要があります、そのためには真剣とは言え、軽快な楽しい心地で神様に寄り添って行く気合がいるのです。
 そういう親しい姿勢で神様にそっと近づいて行く、「おやおや、お前さんどうしたい?」と神様がなじんで下さる。神様と仲良くなるんです。「神様と仲良し、こよし」これが信仰の秘訣です。
 神様と仲良しに、なりましょう。《く》

  
日々新生  

一九七三年十二月三日(月)会社では年末手当で組合と団交、資金調達で心の中は宙に浮いている。北海道の園田先生よりご激励の手紙。長崎時代に大変なご迷惑をかけた信仰の師である。戦時中に「この戦争は負けるねえ」と、こういう反戦的言葉をはじめて聞かしてくれたのもこの先生であった。
十二月四日(火)パリで禅の伝道をしている弟子丸氏の自伝「無一物よりの挑戦」を読む。沢木興正老師のお弟子さんでは、この方のが一番おもしろい。ことに今度の「自伝」はよかった。沢木老師にはじめて指導をうける頃の文章は実にみずみずしい。沢木老師の法語もよい。曹洞禅のよさがくっきりと出ている。
十二月五日(水)俗務、実に多忙。人事と金のあつれきに、みんな巻き込まれておかしくもあり、哀れでもある。
十二月六日(木)東北の遠藤兄より長文の来信。本誌第二号についての懇切な感想。
十二月七日(金)工場にて係長クラスの読書会に出席。人間のラセン式向上形式について語る。己の向上を願うのは人間の特長だ。
十二月八日(土)斉藤喜博全集別巻(1)を読む。教育のきびしさ、むつかしさ、その素晴らしさに思わず心おどり、又涙ぐんだ。よき教育者の出る事を願う。
十二月九日(日)快晴である。集会はエペソ書により、無一物の我の中に、無尽蔵の富をもて満たし給う神の大能力を語る。終りの祈り、「天のお父さま。私どもの内に住んで、私どもの内なる人を強くして下さい。私どもは、自分は弱い者であるとか、ダメな者であるとか言って、卑屈になりやすくありますが、それは謙遜に似て謙遜でないと思います。あなたから豊かに頂いたプレゼントを内に持っていながら、私は貧しいとか、みじめであるとか言うのは、あなたに対する冒涜であります。私もあなたにあって、富めるもの、強きものであることを再確認したい。私どもはものおじせずして、この人生を勇歩したい。かく念じて祈ります。アーメン。」異言、霊唱噴出の祈祷会となった。
十二月十一日(火)石油不足のおりから、「油断大敵」という昔の言葉を思い出して苦笑する。「神の油」の絶えぬよう祈っていたい。
十二月十三日(木)最近、クリスマス、歳末の関係もあろうが、ご献金があちこちより届く。本誌の印刷費や郵送料の不足金に入れさせていただく。
十二月十四日(金)F君倒産の模様である。相当額の保証をしているので、かなり気になっていいのだが、正直いってあまり堪えぬ。当方、金があるわけでもないが、気分は大金持だ。何たってオヤジが天地に溢れる無尽蔵のお大尽さんだもので。
北九州で「豊前火力訴訟」の第一回弁論、松下竜一君ほか、素人原告たちの素人弁論、大いに良し。
十二月十六日(日)集会は使徒行伝第二十章により、若者ユテコの眠りについて語る。識者がいくら忠告しても耳をかさず、三階の窓はおろか、五十階六十階の超高層ビルで象徴される高度成長の窓べで眠りこけて墜落してびっくりしている日本の現況を愁う。神との交わり、神との一致なくして、真の起死回生の業はおこり得ない。<つづく>
(1974.1「心に満つるより」No.4より)
by hioka-wahaha | 2012-07-31 17:46 | 日岡だより
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