主なる神は偉大なるおかた!
最近、よく昼となく夜となく、歌わせて頂いている賛美が、この歌である。 主なる神は 偉大なるおかた 大いなる力と のべたうでをもって 天と地をつくり 力あるかた あなたには 不可能なことはない なにも不可能なことはない なにひとつない 「主なる神よ、あなたには不可能なことは何ひとつない」。この歌詞には「ホントーだ、その通りだ、神様には不可能なことは何ひとつない。神様! その通りです」と思わず告白させてしまう力がある。 繰り返して言うが、この賛美の歌を私はしょっちゅう歌っている。 父なる神様には、イエス様には、聖霊様には、なにも不可能なことはない、何ひとつない。この偉大にして単純な真理に委ねてしまうのが、信仰です。《く》 日々新生 十一月十一日(日) 日曜集会、「我らの内なる福音」について語る。思いっきり、自由に<御言葉>の取り次ぎができたような実感があった。(その筆記を本号に載せた。) 十一月十三日(火) Tデパートで書道展を見る。 十一月十四日(水) 賀川豊彦全集(2)配本される。「宇宙目的論」を読む。私の<宇宙好み>の源泉がここにあったことを悟る。私が小学生の頃、賀川先生の本を読んで<原子>だのアインシュタインだのを身近に感じたのであった。それはともかく、戦後賀川先生が再び時代の寵児になった時、私は回心後十年の代償論的贖罪信仰アツアツの時だったから、賀川流<贖罪愛>が浅薄に見えて、あの博学知識ぶりの講演もペダンチックそのもので、イヤーナ感じだった。実をいうと、当時も今も日本のキリスト教界のたいがいの先生がたは(オーソドックスな純な信仰を持っている人ほど)賀川流神学を腹の底で軽蔑しているのではあるまいか。当時、賀川伝道で決心した連中を教会が引きとめ得なかった理由はそこにあった。賀川流熱気にあてられて、「決心カード」を書いて(実はこの決心カードがやや強引で、しかも信仰的とは言えず<統計学>的(?)な面がつよく、反感を抱いたのを覚えているが)教会に行くと、教会はバルト流の牧師さん以下深刻な罪意識や、思弁的贖罪論か、純福音派の「タバコのむな酒のむな十一献金聖日厳守」の律法肌、賀川あてられ派が長くおれるはずはない。しかし今賀川先生のものを読む時、先生の信仰がホンモノだったことがわかる。余りにも向こうにつきぬけているのだ。私が私の<宇宙教>に自分で恐れをなして先輩、教友との絶交さえ覚悟してみた事、おかしくてたまらぬ。賀川先生の<宇宙教>、私の上前はねる出来ではないか。ここに私の宗教思想の源流があったのだ。 十一月十五日(水) 神を「天の神」と呼んだのは、聖書ではネヘミヤかエズラが最初ではなかったろうかと思う。彼らは、バビロン俘囚の中で、「天」という語を把握したのであろうか。コペルニクス以降、私どもは地動説的宇宙観に生きている。しかし、どうもこの地球も「天」の一部であることに、私どもは気づかぬようだ。「天」とは、お椀状に私どもをおおっている青空、星空のことではない、私どもを含めた宇宙全体の事だ。私も「天」の一部なのである。 <終わり> (1973.12「心に満つるより」No.3より) クリスマス所感 イエスが馬小屋にうまれたときいて、おどろくことはないのだ。王侯貴族にうまれようと、乞食の家にうまれようと、所詮地球という処じたいが馬小屋のようなものなのだ。馬のフンや、むれたかる蝿のたぐいでいたたまれないような馬小屋にうまれて、その環境から逃れ去ることなく、この地上の父ではなく天上の父のタネでうまれ、天上のかおりをもってそだっていく「人の子」がうまれるのだ。それがイエスのクリスマスである。 私どもの肉なる真実者(キリスト)をよび奉ろう。世に染んだ私どもの心に来る不可思議なる無垢なる霊にかえろう。 人生とは選択である。「汝らは善き方を選べり」と主のいわれる、善き方とは何か。それは生命の木である。善悪の木の実をすてて、生命の木にかえろう。この炎の剣こそ選択の剣である。これを避けては生命の木にかえれない。 ケルビムは天使である。彼は、おどすものでなく、私たちをたすけ守る神秘な力である。これこそ生命の木に近づく私たちへのなぐさめの天使である。クリスマスの天使である。生命の木とはキリスト御自身である。 (一九七二・一二・二二旧稿) (1974.1「心に満つるより」No.4より) ■
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by hioka-wahaha
| 2012-06-12 14:51
| 日岡だより
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