どこででも祈れるために
「神のシークレット」という本が地引網出版から出ています。本の帯には「これを実行すれば、あなたの人生は確実に変わる」とある。この本を推薦図書台にあげて置きましたので、教会に出席の方はお読みになってください。 さて、その最後のほうの238頁以下に、祈りのコツが書いてあります。私はこれは非常に実践的で参考になると思いました。この機会に、家庭などで一人で祈りを続ける習慣をつけるために大変よいと思いました。 求道者の方のために咄嗟に祈る時や、乞われて病気の方の前で祈って差し上げる時、却ってこういう時には思いもかけず心のこもった祈りが出来るものですが、一人で下宿屋の2階で祈る時など、なかなか祈りにくいですね。あるいは又、 どこか、森や海辺に行ったら祈れそうなものですが、案外むつかしい。ちょっとした、風音や、木の葉の落ちる音、何者かが近づくような音でビクッとして祈れない。そしてこんなことで心が散って祈れないなんて、神様に申し訳ないと落ち込んでしまう。この私(釘宮)も若い時に、よく経験しました。 自分の家や、近くの里山、海辺などで、ご自分で祈り慣れた最適な場所を求めるのは良いですね。祈り慣れると、その場所と時刻が決まってくるものです。また旅行の時には、電車や旅館や公園の中などでの使いやすい場所が自然に決まってきます。 また、街の中では朝や夜、道を歩きながら、歩行祈祷の醍醐味を味わってください。この「ながら祈祷」のコツは、特に奥様がたは既に早く体得できているかもしれません。お掃除をしながら、お料理を作りながら、祈りの深みが体得できるものです。 ブラザー・ローレンスは司祭ではなく、平の修道者でしたから、いつも祭壇の前で祈るということはできません。ある時は、葡萄酒の買い付けを命じられて、沢山の樽詰めの葡萄酒を買いました。それを船の甲板に並べて修道院まで帰ろうとしましたら、海が荒れて波が高く、葡萄酒の樽が倒れて甲板上を転げまわる。それを追うローレンスも、一緒に転げ回って一般の乗船客の爆笑を買ったと言われます。 そういう時も、ローレンスは祈りと賛美と平静を失わなかったと言われています。こんな時にも、礼拝にぬかづいている時と少しも心の状態は変わらなかったそうです。 一般のサラリーマンの方や、主婦の方など、それぞれの場で、さて、祈ることはできるかな、と試みてください。 まず通勤の方、電車の中や、歩いている時、イエス様を見上げて祈ることを試してみましょう。案外やさしく出来るものです。さりげなく同僚の方などに会釈して祈りの場を持つことは、やれば出来るものです。 スーパーなどでは、窓際で外を見ながらコーヒーを頂ける店がありますが、そういうお店や、トイレの中などでお祈りはできます。どうです、車をお持ちの方は、車の中こそ最適の祈り場所ではないでしょうか。 もう一つ、祈りの主題のこと、これこそ硬くならないで、牧師さんの上手なお祈りなんか見本にしないで、子どものような幼稚なお祈りで結構、そして手当たり次第、何でも祈りの主題にしてください。尚、 一番、正々堂々と大きく構えてお祈りできるのは、朝の新聞をそのまま抱えて第一頁から、順々に見出し文字を拾って祈ってくださることです。国会議員並のお祈りが出来ますよ。いやいや、もっと大きく、世界平和と宇宙完成のため、これは賀川先生の祈りでしたかね。 今朝は、あるお宅ではお子さんが祈ったかも知れません。「神様、ゆうべはお肉を沢山食べました、牛さんが可哀そうです。牛さんが天国に行きますように」。こういうお祈りをお子さんがされましたら、「ほんとうにね。よく祈ってくれましたね。お母さんも祈りましょう」って、お子さんとご一緒にもう一度祈ってください。皆さんのご家庭に豊かなご祝福を祈りつつ。《く》 私にとっての禅 (二) 応真和尚だったか、いつも自分にむかって「主人公!」と呼び、「おう」と答えていたという。これを、自分の心にむかって、お前が「主人公なんだぞ」と言い聞かせ、自分で「おう」と答えて独り合点するうちに、しだいに自分が自信にみちた人間になるという、禅をそういう自己暗示療法のように解している人がある。そのように誤解する世人も悪いが、そのように誤解させる禅林の人もよくないと思う。(キリスト教を道徳教か賛美歌教のように思わせたり思ったりしているのと同工異曲だが。) <つづく> (1973.11「心に満つるより」No.2より)
by hioka-wahaha
| 2011-07-26 14:59
| 日岡だより
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