No.288 素晴らしかったイスラエル・セミナー 2007.7.8

素晴らしかったイスラエル・セミナー

 先々週、先月末は滝元順先生のセミナー、先週はスティーヴンス・栄子先生のイスラエル・セミナーということで、恵まれ続きでしたが、会場を受け持つ当教会としては信徒の皆さんのご奉仕もあわただしく、落ち着いて講義を聞く余裕もない諸兄姉も多かったでしょうが、それぞれの賜物に応じて熱心なご奉仕してくださるお姿に感銘を受けました。まことに感謝でした。
 スティーヴンス・栄子先生の集会の7月2日(月)という日程は元々集まりにくい日だと思えるので、世話役の私としては、この日を当教会に当てたのです。翌日は、別府のイムマヌエル教会、その次は広田先生のチャペル・ノアと、それぞれ別府と、大分で最も大きな教会にスティーヴンス・栄子先生をお送りすることが最善だと信じたからです。
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 それにしてもスティーヴンス・栄子先生はすばらしいレクチャーをなさってくれました。今後も定期的に年1回か、2回のセミナーを開いていただこうと思っています。もちろん、大分・別府地区一円の複数教会で合同して持ったらと思っています。期待してください。
 スティーヴンス・栄子先生のふくよかなご様子、そして自信に満ちた面持ち、イスラエルにお住まいなのでしょう、該博な現地・イスラエルの歴史と民情、習慣等にも詳しく、分かりやすく、また聖書の記事の理解にピッタシの知識とご説明で、実に教えられるところが多かったのです。
 ご同行の入路久美子姉は、日程等のコーディネイトやお世話で大変だったでしょうが、よくお気配りくださって、私どもも安心、有り難かったです。《く》


神様のご計画、聖書の預言は、必ず成る

 スティーヴンス・栄子先生のご講義の中心は「神様のご計画、聖書の預言は、必ず成る」ということでした。私どもも、皆さんも、漠然とは「神様のご計画は必ず成る」と、そのように信じていたでしょうが、こうもはっきり、そして聖書のお言葉と歴史的事実や、現代の世界に歴然と新聞記事にまでなっていた事など示されて、愕然としました。そして神様のお言葉の厳密さ、確実さに驚くのです。
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 たとえば、今、世界中の国々でユダヤ人の居ない国はありません。なぜでしょうか。かつて長い歴史の以前からユダヤ人、つまりイスラエル人は世界にまき散らされたからです。それは主なる神様のお言葉のとおりに成ったことなのです。
 旧約聖書のレビ記が神様によりモーセに語られたのが紀元前13世紀のことですが、それが口誦により伝えられて、成文化したのは前4世紀の頃でしょうか、その中にこういう預言があります。(預言とは単なる予言ではなく神様から人の口に預けられて人により語られた神の言葉です)。
「わたしはあなたがたを国々の間に散らし、つるぎを抜いて、あなたがたを追うであろう。あなたがたの地は荒れ果て、あなたがたの町々は荒れ地となるであろう」(レビ26:33)。
 預言者エゼキエル(前6世紀の人)も同じような預言を残しています。いえ、イエス様にも、こんなお言葉があります。
「エルサレムが軍隊に包囲されるのを見たならば、そのときは、その滅亡が近づいたとさとりなさい。……、彼らはつるぎの刃に倒れまた捕えられて、諸国へ引きゆかれるであろう」(ルカ21:21,24)。
 このお言葉のとおりに、紀元66年よりローマの軍隊の包囲が始まったようですが、遂に70年には陥落し、神殿のすべてが破壊されます。
 そして、ユダヤ人は追い出され、彼らは全世界に放浪の民となり、また全世界の民から嘲られ、罵られ、憎まれて、まともな仕事につくのも難しくなります。実にユダヤの民は以後、1900年間世界を流浪に散らされるのです。聖書に予言されたとおりでありました。
 (そうした中で、不思議な国は日本です。日本にもユダヤ人が来ていたことは、明らかなのですが、日本人はすべての外来人、外来文化に対して鷹揚です。彼らを受入れ、吸収し、同化して、一緒くたにしてしまう。ユダヤ人はどこへ行ったか分からなくなってしまうのです。これらの文献は実は昔から多いのです。最近の本ではケン・ジョセフさんの「失われたアイデンティティ」をお薦めします)。
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 さて現代になって実現したユダヤ人にたいする聖書の預言、それは彼らの祖国、イスラエルへの帰還であります。まず、その聖書のお言葉。
「恐れるな。わたしはあなたと共にいる。わたしは、あなたの子孫を東からこさせ、西からあなたを集める。わたしは北に向かって『ゆるせ』と言い、南に向かって『留めるな』と言う。わが子らを遠くからこさせ、わが娘らを地の果てからこさせよ」
 いつごろからか、知りませんが、近代になって、イスラエルはイギリス領でした。第一次世界大戦の時、イギリスはユダヤ人に対して、領地返還を約束しました。たぶんユダヤ財閥よりの財力寄金を期待したのでありましょう。その約束履行をいくらせつかれてもなかなか「ウン」と言わなかったような印象を覚えていますが、ここでスティーヴンス・栄子先生から聞いた滅多に聞かれない秘話があります。
 まず、イスラエルの山々ですが、みな禿げ山です。私は先年イスラエル旅行をした時、この禿げ山に非常な印象を覚えました。さて、その禿げ山の原因はどこでしたか、北のトルコかシリヤだったか、私はお聞きした話を忘れていますが、そうした2国から山々の木々を持って行かれたのです(盗伐?)。
 そこへユダヤの有名な秋の雨、春の雨、激しいのです。この雨で土が洗われて流されてしまい、禿げ山になってしまいます。禿げ山になるとどうなりますか、値打ちが無くなってしまう。山の価格が暴落です。そこへユダヤ人の祖国帰還運動が盛んになります。さあ、ユダヤ財閥の出番です。
 世間ではユダヤ人は金持ちだという評判です。今は日本人も金持ちだというもっぱらの評判です。現実は貧乏人も一杯いる。ユダヤ人も同様です。それはともあれ、ユダヤ人の金持ちは凄い。ユダヤの山地、安くなったと言っても、膨大な面積。しかし、それでもやすくなった山地を含めてイスラエルの全地をユダヤ人は買い戻したのです。公式にはイギリスから返還された祖国の領土ですが、それをユダヤ人たちは彼らの金で買ったということでしょうか。
 こうしたことなど、様々の隠れたいきさつも多々あると思いますが、とにかく1948年、イスラエル共和国の建国という世界を驚嘆させた事態が起ります。聖書に残された神様の預言はこういう宗教離れした国際政治の中で起るのですね。《く》

〔推薦します。カトリックの文献〕
 以下、小さい字で印刷しますが、大切なことを書きます。私たちの霊性を如何にして聖め、高め、強め、深くするかということです。こうしたことについてカトリックの古典が非常に参考になります。▼まず誰も知っているトマス・ア・ケンピスの「キリストのまねび」です。最近のものでは、聖母の騎士社発行・SMPガブリエル著「祈りと対神徳」が良かったです。さかのぼって、イエズスの聖テレジア著「霊魂の城」を読んでください。聖イグナチオ・デ・ロヨラ著「霊操」はどうでしょう。▼イグナチオは日本の伝道にきたフランシスコ・ザビエルの同窓の師です。体の訓練が体操であるように、霊の体操は霊操だということです。ザビエルは戦国時代の日本に来て、足で歩いて、山口や大分等伝道しましたが、今の大イベントを張るような伝道会や聖会を開いたわけではありませんでした。しかるにあれだけの強力な殉教者を生み出す霊的指導はどうして出来たのでしょうか、その秘訣はあるいはこの「霊操」にあるかもしれません。▼先に書きましたが、イグナチオを師匠としましたが、大学では同窓であったらしい。このザビエルが謙遜に学んだものは単なる知的学問であっただろうとは夢々思われません。彼の学んだ伝道や信徒養成の秘訣は、この「霊操」にあったかもと思うのですが、これは、決して思い過ぎではないと私は思うのです。心して、これらの本に接してみては、いかがでしょう。皆さんにお薦めします。《く》
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by hioka-wahaha | 2007-07-10 11:33 | 日岡だより
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