No.217 ホリエモン物議 2006.2.26

ホリエモン物議

 本紙214号で「私はホリエモンが好きです」と書いたら、あちらこちらに物議をかもした。
 しかし、同時期にハーザーに笹井さんが、ホリエモンの法的追及は国家政策の陰謀みたいに見えると書いた。私はホッとし、また溜飲をさげたものだ。そして笹井さんの立論にシャッポを脱いだのであった。
 今回、大分の地元紙に、「ライブドア事件を分析する」と題した囲み記事に、知る人ぞ知る元外務省の曲者、佐藤優氏の小論が出た。
 笹井さんの所論に箔が付いた? と言えば品がないが、ともあれ、その新聞記事の要旨を載せます。《く》
 
 「長者を狙った国策捜査」?
 元外務事務省分析官佐藤優氏(02年に背任罪で執行猶予付き有罪で控訴中)は言う。ライブドアの堀江貴文氏は歯に衣着せずに「金で心も買える」等、ストレートに言った。非常に首尾一貫した論理である。▼さて、現代の日本社会の流れは、弱肉強食、格差が進んで、下流社会にいる人たちはやる気を失ってしまう。そうなれば国家は弱くなってしまう、という恐れをエリートは抱いたに違いない。その気運を今回のホリエモン逮捕は体言していると見る。▼そこで新興のIT長者の誰かを標的にする必要があった。堀江さんになったのは偶然の要素が相当強い。かつて鈴木宗男さんの場合も自民党経世会の政治家なら誰でもよかった、鈴木型の政治力運用を嫌った、ある力が働いていると私は見る。▼もう一つの理由は、衆議院選挙中に堀江さんが大統領制を主張するなど、日本国家の触れてはならない潜在部門に踏み込んだこと、これも理由だろうという印象を拭えない。▼国策捜査だという声もあるが、私自身も国策捜査で被告になった。司法省官僚が国策をいじろうとするのは危険である。日本は1930年代、官僚による国策転換で大変な失敗をした。5・15事件と2・26事件だ。青年将校らは国家のことを一生懸命考え、命をかけて問題を解決しようとした。(……そして彼らは絞首刑に倒れた。)▼以上、私なりに少し文章をいじりました。特に余分のことだが、最後の括弧内のフレーズは私の付け足しである。《く》


魂のフォームをきめよ

 ある所で、「勉強の秘訣は予習をすることにある」と語ったことがあります。
 大抵の子に「勉強で何が大切と思うか」と聞くと、きまって「復習が大切」と答えるのです。そのように先生から言われているからです。「それなら、あなたは復習は好きですか」と聞くと、大抵「いや、復習は面白くない」と答えます。
 大体、復習の好きな人は勉強が出来る子です。勉強のできない子、つまり一向教室で勉強が分からなかった子に、「復習せよ」と言っても、どだい無理な話です。
 勉強は予習を形だけでもして置くと、小学校程度の勉強でしたら、それだけで興味がわいて授業が面白いものです。さて大人の世界にも予習が必要です。
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 ゴルフというのは、なかなか精神的要素が大きいスポーツのようですね。私はゴルフはしませんが、新聞に載っているゴルフ教室といったコラム記事を読むのは好きなのです。信仰上、参考になる記事が多いからです。最近の、そうした記事の中から3つほど選んで見ます。
 第一の記事は、「距離なのか、方向なのか、はっきり目的をきめて練習せよ」、というのでした。あれこれ、気移りせず、目標を一つにきめて練習せよ、というのです。「あの人、飛ぶのは飛ぶんだが、どこへ飛ぶのか分からん」と笑われていた人が数か月、方向をきめる練習ばかりしていると、どうにか物になってきます。
 しかし、そうすると距離が落ちて来るんですね。そこで今度は距離をのばすことを目標にして練習を続けます。そういう事を繰り返しているうちに、不思議に全体的にバランスよく上手になって行く。何より嬉しいのは、それまで義務的な感じで練習していたのが、たいへん面白くなってくる事だそうです。
 第二の記事。前項の「数か月練習」ということですが、これは非常に意味があります。ゴルフを始めて間もない人が、ある指導上手で評判のプロゴルファーにレッスンを受けようとしたとき、まっさきにこう言われたそうです。何度も念をおされました。
「黙って3カ月、私の言うとおりに練習してくれますか」。なるほど、練習を始めると3カ月間はコースをやめて練習場通いです。そのプロゴルファー言わく、「すれば、しただけの結果が出ます」。
 この一言に励まされて基礎ばかりの練習を3カ月続けたそうです。やっと解禁されて久しぶりにコースに出たところ、仲間たちが目を丸くして驚きました。凄い上達ぶりだったからです。
 3カ月というのは大脳生理学的にも理由のある数字なのです。3カ月ほどの日数で人間はクセがきまるのです。上例のゴルファー氏は3カ月の基礎練習で正しいフォームがきまってしまったのです。
 第三の記事。あるベテランのゴルファー。アマチュアですが、なかなか腕は達者です。しかし、この人のすばらしい点は、けっして落ち込まないということです。ミスショットを重ねても平気、平気。
 「なんのなんの。ニクラウスだってミスはやるんだ」と、とんでもない大きな声で叫ぶのです。ゴルフの帝王ニクラウスだって、時にはミスもやるさ、と言うのです。それはそうでしょう。しかし、それをあんなに辺り構わず声を張りあげるとは……。
 でも、それが彼の秘訣です。事実、このコラム記事を書いた御仁も、この人について廻ったとき、この人の声帯あけっぴろげの声を聞いているだけで、だいぶ気分が変ったそうです。
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 以上のような体や発声の習慣づけは、そのまま、私たちの信仰生活の実際面にあてはまります。よく覚えておいて欲しいのですが、脳の中のプログラム記憶装置は、体の運動であろうと、言葉や思いの働きであろうと同じメカニズムで作動するのです。
 友人からイヤーな仕打ちを受けた時、あなたはどういう反応をしますか。
 お金を落としたと分ったとき、あなたはどんな言葉をつぶやきますか。
 ご主人がおそく会社の若い人を連れてきて「おい、ビール」といったら、どんな顔をしますか。
 奥さんに昨夜頼んでおいた磯釣りの弁当を造っていなかったら、あなたはどんな言葉をはきますか。
 その一瞬あなたはどんな気分を抱きますか、およそ見当つくでしょう。きまっているのです。すでに、あなたの脳中にはそういう時の反応がプログラムされ、ちゃんとセットされているのです。
 子供の時より、親や先輩、友人たちが見せ、かつ聞かせてくれた数々の記憶。あるいは又、最近は特にテレビなどのアイドル歌手や人気俳優の姿や、また悪役の冷酷なしぐさ。
 これが、あなたや、あなたの奥さん、子供達の脳裏にブラウン管から叩きこまれ、記憶層にしまいこまれています。そして、それがイザというときに、ドサッと噴出してくるのです。
 それぞれの場面に適応するあなたの姿や思いを目標にきめ、その一場面ごとのあなたの理想イメージを3カ月ずつ練習するのです。
 必ず効果があります。効果が遅れて実際の場面で失敗したら「なんのなんの、ペテロ先生だって失敗したさ」と叫んでケロリとしておくのです。(1989・4・22、釘宮義人「聖書と人生」講座にて)

〔あとがき〕
「突然の死に遭遇し、天国を見、生かされた」の著者、須佐二三子先生が来月19日(日)の主日礼拝にご来講くださることになりました。すばらしいお証しをじかにお聞きできることは感謝です。どなたも期待して、祈ってお待ちください。▼釘宮より。妻トミについては、かねてより熱いご加祷を頂き、感謝いたしています。お陰様にて、このたび主のお恵みのもとに去る2月24日、大分市の岡病院を退院しました。今後も自宅療養を要しますが、肺炎の懸念は去りました。今後ともご援祷をお願いいたします。▼ところで、残念なことに、妻の退院のその同日、国井キノ姉が脳梗塞を起こし、大分市内・河野脳神経外科に入院しました。たった一人で生活する残る夫君の国井兄のことも気にかかります。国井兄の生活援助を含めて、ご援祷ください。《く》
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by hioka-wahaha | 2006-02-26 00:00 | 日岡だより
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