《聖書のことば》聖書暗記コースA~9
小さい群れよ
交わり「ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」
(マタイ一八・20)
イエス様は、他の所でこうも言っています。「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」と。
また、こうも言っています。「恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである」と。
強調点は、あなたがたであり、群れです。初代教会の特色の一つは、「ひたすらな信徒の交わり」なのでした。そこにキリストが生き、神の国があるのですから。
(1980.6.1週報「キリストの福音」より)
聖句暗記のおすすめ(8)
この聖句の暗記はどのように役立つか
①伝道のとき、確信をもてる。
友人に自分のイエス・キリスト様への信仰を証ししたい。そう思って必死になっても、もどかしいほど口は動かず、何を話してよいか分らない。こういう経験をされる方は多いでしょう。
特に個人伝道は、決して容易なことではありません。しかし、やってみると案外にやさしいのです。それは、聖句を武器として持つことです。おどろくべき結果を得ます。多くの活動的クリスチャンが、主要聖句を暗記していたために、沈黙からまぬがれ、効果的な伝道(証し)ができた、という事を聞きます。聖書の御言葉自身に人の心を変える能力があるのです。
②あなたを力づける。
暗記できた聖句を、夜ねる時、朝おきた時、朗々と暗唱してみて下さい。これを二、三日もつづける時、元気が出、不安がなくなっている自分を発見するでしょう。クリスチャンは時に砂をかむような霊的生活におち入り、あるいは罪に負ける事も多々あります。このようなサタンの勢力に対して勝利する為には、この聖句暗唱──つまりいつも申し上げる「御言葉の告白」が有力な一手段であります。
(1980.6.1週報「キリストの福音」より)