信仰第一歩 万人が罪人である。 あなたも、その一人である。 あなたの罪こそ、世界最高! こう言われて腹の立たぬ人はない。 こう言われて、誰も承知できぬでしょう。 これが、心底からなっとくできるのは、キリストの愛にふれた時です。 とは言うものの、御自分の心のみにくさ、弱さ、罪ふかさ、且つ罪ありと自覚しようとせぬ傲慢な罪ぶかさ、―――に目ざめて下さい。 イエスの十字架は、まずこの万人の罪にかかわります。 心をひるがえして、イエスの前に来なさい。イエスの十字架の血は、あなたの罪をきよめます。 イエスは、あなたのかわりに、あなたの罪と病を身におわれた。十字架の死は、あなたの死です。 これが、キリスト教の第一歩、また中心です。 (1976.10.24「キリストの福音」より) キリストの鮮血の力 一、 今日、この原稿を書いてから、大分銀行に行くことになっています(十月二十一日)。大分銀行のロビーで、日本聖書協会主催の聖書展が開かれていますので、その会場係の当番に行くのです。あの広壮たる大銀ビルのロビーで、聖書展を開く事の意義を思います。 銀行などという処は、表面はきれいでありますが、現代の資本主義社会の中では、白く塗られた墓(マタイ二三・27)のようなものかもしれません。共産主義国家の党とか××委員会よりは、暴力的なものがなくて幸いですが、それだけに表面を美しく糊塗された!という感じはぬぐえません。 西を見ても、東を見ても、人間のつくる機械の中に巣食うサタンの深み(黙示録二・24)に驚かざるを得ません。人間の住む処、すべてきれいごとではすみません。西であっても東であっても、その社会をきよめるのは、神の力であります。ソ連よりも、中国よりも、アメリカを高く買うのは、アメリカ人がソ連人や中国人よりも出来がよいからでもなく、アメリカにソ連や中国よりも、悪事が少いからでもありません。ただそこに、神の言が聞かれる自由がある、その事だけに望みをおくのであります。 大分県の「不正の富」(犯罪的不正という意味ではない。ルカ一六・11参照)の中枢ともいうべき大分銀行のロビーで、聖書展の開かれる事の意義は、甚だ大きいのであります。 二、 私たちの戦いは、この世の戦いではありません。この世の深みにあって魔手を働かせているサタンと戦うのであります(エペソ六・12)。この戦いの特長は (1)まず霊的相より見れば、すでに神の子キリストは、既に勝利を得ていられる(ヨハネ一六・33、第一ヨハネ三・8)。故に、悪魔は既に破れたる敵である。 (2)しかし、天を追われ地に支配力をもってうごめいている悪魔の力は、かえって地上では甚だ盛んです。 (3)ひとたび、イエスを信じ、その血の力にあがなわれたクリスチャンの霊は、直接には悪魔の攻撃力には敗れません。 (4)しかし、悪魔のねらうクリスチャンとの戦いの戦場は、肉と、その心であります。まず、五感をもって誘惑し、もっともな知的論理で悪魔の知的世界にひきずり込み、そして、その意思をなえさせます。意思はすぐよろめきます。そして五感よりくる感情の海で、人は悪魔にやぶれるのです。 三、 「兄弟たちは 小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって彼(悪魔)にうち勝ち………」(黙一二・11) 悪魔にうち勝つためには、人間の精神力や熱意には一向に役立ちません。悪魔にうち勝つ力は、 (1)小羊(キリスト)の血 (2)彼ら(クリスチャン)のあかしの言葉 の二つであります。 活(い)けるキリストの鮮血の力。これは彼の生命とも言われ、キリストの霊とも呼ばれ、御名ともよばれます。キリストが流された鮮血が、今も私どもの中に復活の血汐として流れて私供を回復せしめてくれる、時々刻々生き返らせてくれる。故に、それは絶えざる潔めであり、そしてダイナミックな勝利なのです。 この鮮血の力(Blood dynamies)を、霊的内面にだけとじこめ、ひよわなクリスチャン生活を送っているのが、多くのクリスチャンであります。この鮮血の力を、心(魂)の世界に応用し、悪魔と戦いましょう。その武器こそ御霊の剣(御言葉)(エペソ六・17)であります。 御言葉をあかし(告白)しましょう。御血汐の力を声高く叫んで、悪魔をたたき出しましょう。たたきのめしましょう。 (1976.10.24「キリストの福音」より)
by hioka-wahaha
| 2015-05-27 15:34
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