No.688 生きる術は?/完全なる救 2015.3.22

生きる術は?
 
 一九二三年に、シカゴのエッジウォーター・ビーチ・ホテルで、非常に重要な会合が開かれました。この集まりに参加したのは、世界で最も成功を収めた九人の財界人でした。彼らは、最大の鉄鋼会社社長、最大の公益事業会社社長、最大のガス会社社長、最大の小麦投機師、ニューヨークの証券取引所理事長、国際決済銀行総裁、それに当時の内閣の閣僚でした。
 二五年後に、これらの人々がどうなったかを見てみましょう。最大の鉄鋼会社社長チャールズ・シュワブ氏は破産し、死ぬ五年前から借金で生活していました。最大の公益事業会社社長サムエル・インサル氏は裁判から逃げ出し、外国で無一文のまま死にました。最大のガス会社社長ハワード・ホプソン氏は狂人となり、最大の小麦投機師アーサー・コットン氏は破産者として外国で死にました。ニューヨーク証券取引所理事長リチャード・ウィトニィ氏は、その後ずっと刑務所ぐらしでしたし、内閣の閣僚だったアルバート・フォール氏は赦免されて、やっと自宅で死ぬことができました。ウォール街の最大の「株の売方」としてならしたジェッシー・リバァモァ氏は自殺しました。最大の独占企業の会長イバー・クルーガー氏も自殺しました。国際決済銀行総裁レオン・フレーザー氏も同じく自殺しました。これらの人々は皆、金もうけの術は心得ていましたが、誰一人として生きる術を知らなかったのです。
 それから、また二五年たった今、私共は田中角栄氏の栄光と転落に目をとめているわけです。
(1976.8.8「キリストの福音」より)



完全なる救
 
「イエス・キリストの救贖(きゅうしょく)は、信ずる者にとって絶対に完全である。」
 この教えが、すべてのクリスチャンに貫徹すれば、キリスト教界に大革命がおこります。多くのクリスチャンの失敗は、イエス・キリストの御業の成果を中途半端に受け取っていることにあります。
 キリストは、よろずの事を為しおえ給う方であり、凡ての善き事を完成なさる方であります。その条件は、ただ彼の為し果たし給う御旨と御業に信服するにあります。
 不信仰の者が、さも信仰ありげに、善行をするのをイエスは偽善者とよんでいます。
 不信仰の者が、さも信仰ありげに、行為なくても救われると言って、不倫の中にてんとして恥じずに居すわるのを、ヤコブは「死んだ信仰」といってきびしく叱責しています。
 全き信仰をもってキリストを信じようとするとき、「けれど信じたあと、全く主に従い得るかどうかそれが心配です」と、さきの事を心配して、信仰の第一歩を踏みこめない人が多いのではないでしょうか。
 「信仰のみによりて救われる」と、あれ程高調するガラテヤ書が、その五章後半より何か律法的訓戒をしているように見えて矛盾を感じる事も多いと思います。キリストの全きあがないに救われて、信仰による自由の律法をおのが境地とした時、その矛盾がはじめて氷解します。
 一切他に条件なし、信仰のみにより救われる! 主の御業につけ加えて、あれこれ善事・親切・犠牲・奉仕・伝道をせねばならぬと、やきもきする事はないのです。これをみじんも疑わずキリストを信じなさい。徹底して。
(1976.8.8「キリストの福音」より)


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by hioka-wahaha | 2015-03-27 09:28 | 日岡だより
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