No.648 日本に道徳的革命を 2014.6.15

日本に道徳的革命を 
 
「私は万軍の神、主から
全世界に下る決定的な全滅について聞いているのだ。」(イザヤ二八・22)
 核爆発の恐怖、地下資源の限界、空気と水と全食糧の汚染……、今地球上の人類は全滅に向かって突進している、こう思うのは決してオーバーな言い方ではありません。
 イエスが預言されたように、「人の心が冷やかになり、世界至るところに戦争、飢饉、地震がある……」、そういう終りの日に突入寸前のようすを、今世界は示しています。
 最も甚だしいのは、道徳的退廃です。政治家の金銭的堕落と芸能人たちの性生活の乱れは目をおおうものがあります。(例・大分県某町長の数千万円の背任横領。伊太利パゾリーニ映画監督の同性愛死亡事件)。
 国の政治がゆがみ、国民の道徳が低下する時、「国は亡び民は恥しめられる」(箴言一四・34)のです。かって暗黒のイギリスを道徳革命をもって救ったのは、ウェスレーのメソジスト運動や、ブース大将の救世軍運動ではなかったでしょうか。人間の魂を、速やかに大量に神のもとに収穫する大リバイバルなくしては、落下する滝にさしかかっている人類と祖国は救い得ないのです。(1975.11.9「キリストの福音」より)



先週の聖書講義
たとえ絶望したとしても 
 
 善い人には、善い報いがある。
 悪い人には、悪い報いがある。
 というふうに、世の中はなかなかうまく行かんものです。
 イエス・キリストのご降誕の露払い役となったバプテスマのヨハネの誕生にまつわる物語りの発端はこうです。
 ユダヤの祭司の一人、ザカリヤとその奥さんのエリザベツは、二人とも神さまの前にも行い正しく律法にそむかぬ信心ぶかい人たちでした。そんなに正しい善い人たちでしたが残念なことに子供がうまれません。今と違って家系を非常に重んじた時代のことです。一夫一婦制の時代でもないのです。金さえあれば、おめかけさんでも迎え入れて、家を継ぐ子供の生まれるのを待つのが当然の時代なのです。いいえ、そうした方が世間からほめられ、重んじられる時代なのです。ましてザカリヤの家はアロンの家柄で非常な名家です。ところが、このザカリヤ、おめかけさんももらわず、養子も迎えず、妻と二人だけで年をとってしまいました。当時の風習として、子供のうまれぬ妻は非常に恥かしい存在でした。その妻に恋々として、他に子供を得る手だてをせぬ夫も、めめしい無力な人間に見えたかもしれません。
 この人達は、正しい善い人たちでした。この世間では、律義で気がよくて正しくてやさしくて……、そんなだけではダメなのでしょうか。もっと融通がきいて、手だてがうまくて、上手に世間を渡れなくてはダメなのでしょうか。
 
 善人にあたたたかい日がのぼらず、渡る世間に神も仏も無いように見えることがあります。年老いて、子供の無い二人に、世間もあざ笑ったかもしれません。
 しかし、二人は不平を言いませんでした。神さまにつぶやきませんでした。ひたすら待っていました。祈っていました。
 しかし、待つ月日はあまりに長いのです。しだいに期待はうすれていきます。希望は線香の火のように小さくなって、絶望が闇のように彼らの人生にこめるのです。
 
 イギリスのある政治家が言っています。
「絶望するな。たとえ絶望したとしても、
その絶望の中で、前進しつづけよ」
 人の一生は、常に平和とは限りません。
 「なんで私だけこんな目に会うのか」
 天を仰いで不平を言いたくなるようなことが人生にはおこるものです。しかもその悪い状況に少しもよい目が出ない。辛抱しきれない程、長い暗夜がつづくのです。
 しかし、終りまで耐えしのんで、頼みつづけるなら(ルカ一一・8新改訳)、また失望せずに祈るなら(ルカ一八・1)、祈りは聞かれる(ルカ一・13)のです。
 当時のユダヤのエルサレムの神殿で、祭司が聖所に入って香をたくという役目にあずかるのは、幸運なことであったらしくあります。年老いたザカリヤはその幸運のくじにあたって聖所に入り、そこで思いもかけぬ天使の出現に出合いました。当時は多分、神の言葉はまれにしかなく、幻も示されなかった(サムエル上三・1)時代であったと思われます。ザカリヤの日頃の正しき信仰生活は、人は知らずとも神の世界ではあらわだったのでしょうか。ザカリヤは当時の人々の知らないすばらしい経験をしたのです。そしてその上、どんなに言い聞かされても、とうてい信ぜられないようなすばらしいことを聞いたのです(使徒一三・41)。
 「恐れるな、ザカリヤ、あなたの祈が聞き入れられたのだ。あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子はヨハネと名づけなさい」
 最後まで信仰をもって待ち望む者に、神の業は必ず成就します。(ルカ一・20、37、45)(1975.11.9「キリストの福音」より)
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by hioka-wahaha | 2014-06-24 17:40 | 日岡だより
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