No.580 事毎に祈れ(三、祈りの秘訣) 2013.2.24

「神の息よ吹け」1974年4月号
-「心に満つるより」改題・通巻第7号-


事毎に祈れ   

   三、祈りの秘訣
「信仰の秘訣は、祈りの秘訣です。
私の信仰は日常の戦いです。
たとえば金―――
いくら計算しても、一ヶ月の収入は一ヶ月の支出に足りない。
だから、もう計算は止めて、祈ります。
毎日、金は不足します。
不安がこみあげてきます。
私は心に叫びます。
短い言葉です。
『豊か!』『十分!』『平安!』
それを手裏剣のように放って
刻々に、不安を断ち切るのです。
通勤の車の中でも、おトイレの中でも、
祈りの手裏剣を放って、戦うのです。
そのようにして戦いを続けていると、しだいに不安は遠のきます。
しかし、まだそれでは不完全です。
私の心の中から不安がすっかり無くなるまで、しつこく、徹底して祈らねばなりません。
完全に、その不安をたちきる為に、
その戦いが三日間もかかった事があります。
三日間たえまなく吹矢を射込むように
短言寸句の斜祷を
連投して急場を切りぬけるのです。」
 以上がS姉方式一の型とでも呼びましょうか。
「もう一つのコツは、祈りの主題がその祈りの中でしぼり上げ、与えられるものだということです。
欠乏、希望、感謝。このように祈る主題はいくらでもあるようですが、それが本当に真実の私の祈りとなる為には、祈りの中で与えられるのでなくてはなりません。まして、将来の方針とか、土地を買うとか、そういう大きな問題が単なる欲や思いつきでなく、心からの求めとなる為には、その求めが本当に祈りのルツボを突きぬけてくる必要があります。」
 これがS姉方式二の型です。
「もう一つ、私の祈祷でこれが特徴かなと思うのは、具体的に、できるだけこまかく具象的に祈るという事です。」
 この具体的に祈るということについて、私の妻が、このように話してくれた。
「今日Sさんと一緒にM雄ちゃんの入試合格をお祈りしたんです。処がSさんのお祈りにはびっくりしましたね。M雄ちゃんの名前、受験番号、大学の名前、その学部、科名。今度のホテルの名、その室番、明日の受験科目、それを一つ一つ口に出しては、この子のことよろしく御願いしますと祈るんです。」
 その報告を聞いて、私も驚き呆れましたね。これがS姉方式三の型です。徹底して、綿密、丁寧、具体的に祈るのです。
 (1974年4月号「神の息よ吹け」より)
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by hioka-wahaha | 2013-03-05 23:39 | 日岡だより
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